フリーランスにとって、作業効率の向上は重要な課題の1つです。タスク管理ツールを導入してリストアップしたタスクを次々とこなしているはずのに、作業が思うように進んでいないと感じることもあるでしょう。もしかしたらそれは、タスクの目的を明確に認識せず、やる必要のない仕事までタスクとしてリストアップしているからかもしれません。
タスク管理では、やるべき仕事を忘れないようにストックしておくことはもちろん重要ですが、やる必要のない仕事を見極めて積極的に取り除いていく姿勢も大切です。やる必要のない仕事を見極めるコツは、タスク同士の依存関係を意識することが挙げられます。どのタスクの成果も、通常はその後に続くタスクに引き渡されて利用されるのが常です。
タスクに取り組む時は、そのタスクの成果を必要とする後続のタスクを確認することを心がけるようにしましょう。後続タスクとのつながりをうまくイメージできたのであれば、そのタスクは必要なものだといえます。後続のタスクが見つからない場合、そのタスクで一連の仕事が完了するのか、あるいはそのタスク自体が不要なのかもしれません。
後続タスクを意識することには、タスクの目的そのものを的確に認識できるようにする効果もあります。本当にやるべきかどうかを見極めて、必要がなければ思い切って削除してしまいましょう。成果につながらない作業が減っていけば、効率アップにつながっていくはずです。